
落ち込むのはどうしてなの?
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんが不登校になる前、落ち込んでいる様子はありましたか?
不登校のお子さんを支えている親御さんは、今、落ち込んでいますか?
落ち込んでいるとしたら、落ち込んでいる理由はなんですか?
不登校の親御さんが落ち込んでいる理由は、お子さんが不登校だからというのも理由の一つですよね。
お子さんが不登校だからの中を細かくしていくと、お子さんの行動、言葉など、細かいことが気になっていませんか?
気になっていること一つ一つに、ダメだ。どうしてこうしないの。と、思っていませんか?
親御さんがダメ出しをする時の基準はなんですか?
納得できる基準の通りにしてほしいと思っていませんか?
親御さんが持っている基準は、全ての人が同じように持っている基準でしょうか?
親御さんが持っている基準は親御さんの基準です。
世間一般的に多い意見なのかもしれませんが、全員100%一致するということはありません。
親御さんの持っている基準のことを、観念(主観的価値観)と言います。
不登校のお子さんの親御さんは、学校に行って欲しい、と思うのが一般的です。
ですが、中には、学校はどっちもいいのではないか、無理に行かなくてもいいのではないか。と言う親御さんもいます。
不登校のお子さんを支えている親御さん、ということは同じなのですが、
・絶対に学校に行って欲しい
・なんとか学校に行って欲しい
・学校が無理なら、他の場所でもいいのではないか
・学校に行く必要はない
と、親御さんの基準はそれぞれです。
ですので、お子さんが不登校であっても、親御さんの感じかたも違っていて、落ち込む大きさも変わってきます。
不登校のお子さんが、不登校になる前、なってからの落ち込む原因は、お子さんの持っている観念、基準によって変わりますし、落ち込む大きさも変わってきます。
不登校のお子さんが、友達と遊んでいて、とっても楽しいと思っていたのに、友達から今日はつまらなかった。と言われれば、なんでつまらなかったの?と思いますよね。
不登校のお子さんが、この漫画は怖いと思っているのに、友達は面白いと言えば、どこがおもしろいの?と思いますよね。
この違は、お子さんと友達の基準、観念が違うから生まれてくることなのです。
不登校のお子さんは、友達や周りと自分の基準の違いに、驚き、落ち込みやすい傾向があります。
・みんなと違う自分はおかしいのではないか
・自分は楽しかったのに、友達がつまらなかったのは、自分の行動がわるかったのではないか
・みんなが正しくて、自分が悪いのではないか
と、不登校のお子さん自身を責めていくのです。
自分を責めていけば、自分を否定していくことになります。
自分を否定していけば、自信をなしていきます。
自信がなくなっていけば、不安が広がっていきます。
不安を感じる場所が学校であれば、学校に行きたいとは思いませんよね。
不登校のお子さんの基準、親御さんの基準を少しづつ変えていくこで、落ち込む回数が減っていきます。
落ち込む事柄が減っていきます。
自分を責める考え方を、これが自分と認めていけるようになれば、友達と違うからと落ち込むこともなくなっていきます。
親御さんも、自分を責める思考癖を持っていませんか?
友達や周りの人の基準に、無理にあわせる必要がないことを知ってください。
不登校のお子さんが、自分はこれでいいんだと思えるように、親御さんがありのままのお子さんを認めてあげてください。
親御さんの気持ちが変わることで、お子さんへの対応が変わっていきます。
親御さんの雰囲気が変われば、お子さんにも伝わります。
お子さんの雰囲気がよくなれば、親御さんの雰囲気もよくなります。
家の中が、どんどんよい雰囲気に包まれて生きます。
そうなると、不登校のお子さんの気持ちが落ち着いてきて、心に充電がたっぷりできることにつながっていきます。
心が満たされれば、学校に行ってみようかなという気持ちが出てきます。
まずは、親御さんやお子さんが持っている、基準を柔軟にしていきましょう。
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ヒントが詰まっていますよ。
日々、暑さが増しています。
お身体ご自愛くださいね。