こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
子どもにやさしく接している、自由にさせてあげている、否定せずに話を聴いてあげている、だけど、子どもは毎日ダラダラとゲームをしている、無気力に見える、学校にもいかない、と悩んでいる方がいます。
不登校の子どもに「大丈夫だよ」と励ましたり、やさしく接しているのに子どもは親と距離をとろうとしている、ということがあります。
たとえば、子どもが転んでケガをしたとき、あなたは子どもにどのような言葉をかけますか。
「痛いよ」と訴える子どもに対し、やさしく「大丈夫だよ、大した傷じゃないよ、消毒して絆創膏をはっとけばすぐ直るよ」と声をかけるお母さんがいました。
子どもが「絆創膏はったけどまだ痛いよ」というのに対し、「大丈夫よ。ほっとけば治るから」と頭をなでていました。
こんな時、一言「痛いね」と、その痛みに共感してあげたり、「どんなふうに転んだの、どこが痛いの」と、その痛みに寄り添ってあげることができれば、子どもは、親の愛情を感じ、安心することができます。
やさしい態度で接していても、子どもの痛みや子どもの気持ちを受け止めることなく、問題解決することばかりを優先していると、子どもは安心することができないのです。
子どもの立場に立って、子どもがどう感じているのかを意識しながら寄り添ってあげることが大切です。
何をすればいいのかわからない、わが子に対してどのように接したらいいかわからないという時は、ぜひカウンセラーに相談してみてください。