心理カウンセラーのブログ

不登校解決の邪魔となるもの

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不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。

不登校解決に向けて邪魔になるものがあります。

それは「被害者意識」です。

人は誰でも、何かしらの不都合があった時、
人のせいにして自分を正当化しようとします。

自分ではどうしようもできないとの思い込みから、
人ならどうにかできるのかもしれないとの思いが無意識にあるからですね。

不登校っ子も同じです。

不登校の理由の1つとして、友人や担任の先生との人間関係があります。

担任の先生が怖いから学校に行きたくない
友人が冷たいから学校に行きたくない
自分が学校に行けなくなったのは、先生が悪い、友人のせいだ・・・など
不登校っ子が思ってることがあります。

そうすると、自分は何も悪くないから
相手が変わらなければいけないという思考になってしまいます。

それでは、不登校解決の邪魔になってしまいます。

なぜなら、人は誰でも自分のことは変えられるけど、
自分以外のこと(他人のこと)は変えられないからです。

不登校っ子はこのことを知らないために、自分ではなく、他人を変えようとします。

だから、不登校解決できずに苦しいだけなのです。

なんで自分は苦しくて学校に行けないのに、先生は変わらないのだろう
なんで、友人は自分の思うようにしてくれないのだろう・・・と
被害者意識から相手に自分のいいように変わって欲しいと求めてしまい、
自分の思うようにならないことへの苛立ちから不登校解決ができません。


不登校解決のためには、
不登校っ子が被害者意識を持っていると解決しないとわかることです。

自分は変えることはできるけど、
相手に求めても自分の思うようには変えられないことを理解することですね。

ただ、ここで気をつけることは、
不登校っ子の被害者意識からくる言動を否定しないことです。

不登校っ子の言動を否定すると
不登校っ子は自分のことは大切にされていないと感じてしまいます。

なので、不登校っ子が被害者意識からの言動は否定も肯定もしないことです。

ただ受け入れるだけですね。

不登校っ子が先生が怖くて学校に行きたくないと訴えたら、
先生が怖いと感じているのねと受け止めることです。

不登校っ子の言動を十分受け入れて、
不登校っ子が親のあなたの話を聞ける状態になってから
ゆっくりと、自分のことは変えることはできるけど、
人のことは変えることができないことを伝えていくことです。

試してくださいね。

不登校のことで気になることがありましたら、
気軽に相談してください。
大切なことは、ひとりで抱え込まないことです。


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