心理カウンセラーのブログ

不登校の優先順位

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何を優先にするか分からなくなっていませんか?

こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんが元気がないと、親御さんも心配ですよね。
もうそろそろ、学校に行ってくれないかなと思いますよね。

イライラしたくなくても、不登校のお子さんに対して、イライラしてきますよね。

イライラして怒鳴りたくなってくる。
そんなときに、思い出して欲しいのが、お子さんにどうあって欲しいのかの優先順位です。

お子さんにどういう人生を送ってほしいのかを考えていきましょう。

お子さんにどういう人生を送ってほしいのかを明確にしてあれば、親御さんの精神状態の浮き沈みの予防をしていくことができます。

1.生きていてくれる
2.一緒にいてくれる
3.笑顔でいてくれる
4.気持ちを伝えてくれる
5.お子さんの自信を取りしていこう
6.自立ができるようになる
7.お子さんのペースを大切に
8.学校に行こう

不登校のお子さんの親御さんにとっての優先順位はどうしても 学校に行くことが一番になってきます。ですが、心に傷を負ったまま学校に行っても、 お子さんはまた学校に行くことを拒否してしまいます。

学校に行けない。

そのことでお子さんは自分自身を責めています。

それでも、親御さんに言われて、 よし、頑張っていこう。と決心をし、とってもとっても勇気を出して学校に行ってみます。
だけど、やっぱり学校に行けないと思って、また学校に行かないことを選択した時、

こんな自分はダメなんだ。と何度も何度も、お子さんの心の中で、頭の中で 繰り返しをしてしまうのです。

初めて学校に行かないと選択した時の心の傷よりも、2回目、3回目 学校に行かないと選択した時の心の傷の方が深いものになります。
自信を失っている度合いも大きいです。

やっぱり行けなかった自分は学校に行けないんだ。と、考えてしまいます。

学校に行くという決意をした時には、 もうそのまま学校に行き続ける、発熱など医師に学校を休みましょうと言われる症状以外は、学校を休まないという覚悟が必要にもなるのです。

学校に行くことに、焦りは過ぎはよくありません。
焦るよりも、確実に行けるようにしていくことが、早く学校に行けるようになるコツです。

優先順位には、まず親御さんが当たり前と思っていることも入れました。
当たり前なことを、実はすごいことなんだ、実は感謝することなんだ とをしていきまし確認をしていきましょう。

1.生きていてくれてありがとう

お母さんのお腹に宿ってくれたとき。
生まれた時のことを思い出してください。
元気に育ってくれることを祈りましたね。
不登校のお子さんは、気持ち的には落ち込んでいるかもしれませんが、生きてくれています。

2. 一緒にいてくれてありがとう

一緒にいてくれて、そばにいてくれてありがとう。

年齢にもよりますが、学校にもいる場所がない、 家にもいる場所がないとなれば、家出をするという選択をお子さんはできるようになります。
生きることをやめようという選択をすることもできるようになっていきます。

そうならないように、お子さんを精神的に安心させてあげましょう。

この家にいてもいいんだ、この部屋にいてもいいんだ。

家族はみんな自分を受け入れてくれていると思える精神状態にしていく必要があります。
不登校のお子さんが安心していられる状況をお家の中に作っていきましょう。

お子さんは、なんだかんだと言っても、どんなに反抗しても、親御さんに向かって大っ嫌いだと言ったとしても、一番は親御さんに愛してほしいし、認めてほしいと思っています。

一番親御さんに頼りたいと思っているのです。親御さんのことを頼りにしています。

親御さん自身も、自分が子供だった頃思い出してください。

今、自立をし、家族を持ち、子育てをしていても、やはり親がいてくれるという安心感がありますよね。
育ててくれてありがとうという気持ちが出てきますよね。

まだ あの時の親の態度わからんわと思うこともあると思いますが、やっぱり親がいるって安心感ありますよね。

不登校のお子さんが傷ついていることを理解して、親御さんが全てを受け止めるという状況に していきましょう。

3.笑顔でいてくれる

笑顔になってくれて、笑顔でいてくれてありがとう。

お子さんが不登校になった時、お子さんの表情はお面をかぶっているような無表情な状態でしたよね。
キラキラしていたはずの目は、光を失っていましたよね。

お子さんに笑顔が戻ってきたということは、気持ちが落ち着き始めたということです。

お子さんの笑顔は、何にも代えがたい宝物ですね。

4.気持ちを伝えてくれる

どうして学校に行かないの?
何度聞いても答えてくれなかったお子さんが、お子さんの気持ちを話してくれるようになってきます。

話してくれるようになったということは、親御さんになら話してもいいのだと安心している、信頼しているということです。

不登校になったときは、何も話してくれなかったのは、心が傷ついて親御さんのことも信じられなくなっていたからです。

親御さんは、お子さんに寄り添うことで、信頼を取り戻したということなのです。

5.お子さんの自信を取り戻していこう

不登校のお子さんは、心が傷ついたと同時に、自分の自信を失っています。
ですので、できていたこともできなくなっていたり、やれることもやれないと言ったりします。

ですが、親御さんのことを信頼できるようになれば、親御さんに守らているという安心感から、自信を取り戻していきます。

少しづつでいいので、お子さんにおうちのことで何かをお願いしていきましょう。
それも、お子さんの年齢によって様々です。

お子さんが当たり前にできることに、少しだけプラスして、楽々ではできないけど、ちょっとだけ頑張ればできるということをお願いしてみましょう。

親御さんから頼られるということは、親御さんから認められているということなので、お子さんの自信につながります。

6.自立ができるようになる

お子さんはどんどん成長していきます。心も体も成長していきます。

親御さんが子育てをしている最終目標はなんですか?

学校に行かせなくちゃ、と焦る気持ちの先にあることは何ですか?

大人になり、親御さんの元を元気に巣立ったていけるように。自立していけるように。

親御さんよりも幸せな生活を送ってほしい、という気持ちからではないでしょうか。

お子さんの年齢にあった自立ができるように、手助けをしていきましょう。

7.お子さんのペースを大切に

親御さんにも親御さんのペースがあるように、お子さんにもお子さんのペースがあります。

早くできることもあれば、ゆっくりでないとできないことがあります。

親御さんの気持ちにお子さんを合わせてもらうのではなく、お子さんの気持ちに親御さんがあわせていきましょう。

お子さんが幼い時、時間がないからと親御さんがなんでもやってあげていたら、周りの友達はできているのに、お子さんだけが1人でできない、ということはありませんでしたか?

お子さんのペースを見守ってあげましょう。

8.学校に行こう

学校に行くを1番にするのではなく、 生きていてくれてありがとう。人として精神的に安定していること、いつも楽しんでいてくれること、自信を持ってくれること、そして、自立をして独り立ちをしていけれるようにしていくこと。

その手段として学校があるのです。

学校に行くことが人生の目的ではありません。
学校で学んだことを糧にして、お子さんが自分の好きな道を進んでいくことを、親御さんも望んでいますよね。

今は、学校だけがすべてではありません。

他の方法もある、ということが親御さんの心にゆとりをもたらしてくれるのならいいなと思っています。

  

親御さんが気持ちが落ち込んでブレてきた時は、

学校にまだ行けない、
学校にまだ行ってくれない

と、感情が大きく波打ちますよね。

その時は優先順位を思い出してください。

まずは、親御さんご自身の気持ちを癒して、安定させてくださいね。

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いつでも不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラは、あなたに寄り添うということも覚えておいてくださいね。

あなたは1人ではありません。

さあ、今日はどんな1日にしますか?

楽しい1日にしてくださいね。

私も楽しい1日にします。

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