こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
文部科学省の調査によれば2022年度の小中学校でのいじめの認知件数が68万1948件となっていて、前年度よりも6万件あまり増えています。
これは学校が把握している人数なので、実際にはこれよりもずっと多い人数のいじめが発生しているものと思われます。
いじめが原因による不登校も増えています。
子どもがいじめられていることがわかった時、担任の先生や校長先生など、学校に対応を求めてもらちがあかないという話をよく聞きます。
そもそも適切な対応ができる学校であれば、いじめ自体が起こりにくい、ということがあります。
いじめに対する対応で最も大切なことは、子どもの命を守るということです。
先生との交渉や、加害者の親との交渉などに必死で、一番大切なわが子の気持を置き去りにしては元も子もありません。
子どもの話に耳を傾け、子どもの気持ちにより沿うことだけを考えることが大切な子どもの命を守ることになります。
学校やいじめの加害者に腹をたてて疲弊していては、わが子を守ることはできません。
誰かを憎むことよりも、大切なものも愛することにエネルギーを使う方が、親子ともに確実にしあわせになれます。
そして、子どもの命を最優先に考える対応が不登校の解決にもつながるのです。