心理カウンセラーのブログ

不登校克服には気持ちが大切

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こんにちは、 不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

私の住んでいる地域では、桜が満開になっています。

何年かぶりに、満開の桜の花見をすることができました。
自然と触れ合うと、心がとても落ち着きますね。

不登校のお子さんの親御さんは、桜を見に行きましたか。
お子さんと一緒にお花見をして、親子で心が癒されて、心が軽くなっているといいなと思っています。

さて、今回は不登校は克服できるよということをお伝えします。
それには色々な方法がありますが、今回は気持ちの持ち方のお話です。

不登校のお子さんのお友達や、不登校のお子さんの親御さんの周りには、とっても幸せそうと思う人 がいますよね。
その人たちには、悩みや辛いことや、問題や 人生の壁といったものが全くないと思いますか。
そんなことはありませんよね。

今の自分の視点から見ると、悩みは無いように見えるけれど、実は 人が生きている中で、その人、その人の問題があります。悩みがあります。

ただ、その悩みをどのように受け止めて、どのように乗り越えていくかで、同じ問題でも簡単に乗り越える人と、なかなか乗り越えられない人がいるのです。
そして、問題というのは、その問題に気づくから問題になるのです。

今、このブログを読んでくださっているあなたは、お子さんが不登校、生徒が不登校、不登校の子どもを支援しているなど、不登校に関わっている方だと思っています。

ですので、問題は不登校です。不登校には気づくでしょうって思われたかもしれません。

確かにそうですよね、ただ、その不登校をどのように受け取るかというところがポイントになってきます。

もうダメだ、もうこの子の人生これでおしまいだと取るのか、

これはきっとすごくいい経験になるぞと取るのか、

同じ不登校でも、親御さんがどう取るかで、お子さんへの接し方が変わってきます。
親御さんの接し方でお子さんの気持ちも変わっていきます。

不登校のお子さんの親御さんも、人生の中で色々経験されてきていますよね。

同じことが起こった時でも、ポジティブに考えた時と、ネガティブに考えていた時と、結果が違っている。結果までの過程での自分の気持ちが全然違いますよね。

例えば、

お花見に行くときに、頭が痛いという状況だったとします。
a.頭が痛いけど、これ絶対にお花見行ったら治ると信じてお花見に行く
b.頭痛いから行きたくない、痛みがひどくなりそう、イヤだなと思って行く
では、同じ頭が痛いでも全然違いますよね。

頭が痛いをどう取るかで、結果が変わってきます。

a.は、お花見を心から楽しむので、意識が桜に向いています。痛みを忘れてしまいます。
b.は、桜よりも頭の痛いみに意識が向いているので、桜を見ていても、痛みは治まらないでしょう。

つまり、頭が痛いという問題をとても大きな問題として捉えるか捉えないのかで、結果が変わってきているのです。

不登校を

お子さんとっていい経験、親御さんにとってもいい経験になる、これは必ず人生の糧になる。
これを乗り越えた時に、不登校を経験したことのない子には、味わえないことを味わっている 。
と、良い方に捉えましょう。

そうすることで、親御さんの心はすごく軽くなるはずです。
親御さんが軽い心で、お子さんに接しているのと、
親御さんが重たいネガティブな心で、イライラしながら、お子さんに接するのでは、
口調も変わってきます。
笑顔なのか、むっとしてる顔なのか、表情も変わってきます。

親御さんは、上司とか、お友達とか、パートナーからおはようと言われる時に、
むっとした顔で言われるのと、笑顔で言われるのと、どちらが気分がいいですか。
どちらが元気になりますか。笑顔で言ってもらう方ですよね。

不登校のお子さんも同じです。

おはようって、親御さんに言ってもらう時に、笑顔で言ってもらうのと、ムッとして言ってもらうのでは、全然違います。

それは難しいですよ。子どもが不登校なんですから、心から笑顔になれませんよ。
不登校が とてもいい経験だと、切り替えることは難しいですよ。
そう思われている親御さんもいると思います。
私も不登校の子どもの親でした。なので、その気持ちは本当に本当に本当にすごくよくわかります。

以前、別のブログでも書いたことがあるかと思うのですが、私の体験です

私が2学期になったタイミングで早く学校に行かせたいと焦っていた時に 、学年主任と担任の先生に相談をしました。学年主任にお母さん焦らなくていいよ言われたんです。
その時は焦らなくってどうするの。1日でも早く学校に行かせないとと思ったのです。

子どもの様子を見ていて、焦らなくていっか。まあいっか。と思ったんですね。
私がそういう気持ちになって、1週間ぐらい経ってから、子供は別室登校を始めました。

俺行くわって言ったんですよ。すっごくびっくりしました。

親御さんの気持ちは、 お子さんに伝わってます。全く無反応だから何も伝わっていないと思っても、
お子さんには親御さんの愛情が伝わっています。

不登校は、大きな問題って思いますよね。
それを大きな問題ではなく、 大きな体験・経験をしているんだ。 これが人生の糧になる、絶対人生の役に立つ、そう思っていきましょう。

不登校のことで、もっと色々知りたいよっていう方は、この不登校カウンセリングセンターの、 心理カウンセラーの他のブログも読んでください。

そして、1人で悩まないでくださいね。
私たち不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーがいつでもあなたのそばに寄り添います。
それは覚えておいてくださいね。

それでは、気候も良くなってきました。思いっきり窓を開けて、思いっきり青い空を眺めて、思いっきり伸びをして、 お子さんと一緒に笑顔で過ごしてください。



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