こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんは、外に出ることはありますか。
お子さんの身体の成長のためにも、運動をすることは大切です。
精神的にも外の空気、風を感じることは大切です。
そこで、お勧めなのがウォーキングです。
ウォーキングをお勧めな理由
不登校になる理由は人によって違います。
ただ、心が傷ついてる、不安をかかえている、ストレスが溜まっているお子さんが多いです。
そのような精神状態のときは、脳内の神経伝達物質の1つであるセロトニンが不足しがちです。
セロトニンが不足をしていくと精神状態が不安定になり、不安障害やうつ病などになる危険性もあります。
セロトニンとは、精神を安定させ、気分を落ち着かせるホルモンです。
ハッピーホルモン、幸せホルモンとも呼ばれています。
不安障害やうつ病にもセロトニンを調整する薬が使用されています。
不登校のお子さんに、薬を飲ませたくないですよね。
それに、不安障害やうつ病を発症しているわけでもありませんよね。
そこで、お勧めしているウォーキングです。セロトニンが出てくるのです。
ウォーキングの仕方
ウォーキングを言っても、ただ歩けばいいというのではありません。
セロトニンが出てくる歩き方があります。
1.太陽を浴びながら歩く(朝起きてからすぐがよい)
2.いつもより大股で歩く
3.1秒で2歩のペース
4.連続して50分は歩く(信号機で止まらない。赤の時は渡らないで違うコースを歩く)
5.景色を楽しむ(音楽などは聴かない)
いきなりの50分は難しいと感じた親御さんもいるでしょう。
50分歩いてセロトニンを出して行くほうが、不登校克服につながっていきます。
どうしても無理なときは、10分からでも構いません。
まずは、毎日続けることを考え、スモールステップでいきましょう。
生活リズムへの組み込み方
朝、50分のウォーキングを時間を取るのは難しいと感じている、不登校のお子さんの親御さんは多いと思います。
不登校のお子さんだけではなく、親御さんやご家族にも共通することは、朝、出かける2時間前に起きること。
朝、時間がない!とドタバタして動くとイライラしてしまいますよね。
1日の始まりをイライラで始めるか、心に余裕を持って始めるかでその日1日の過ごし方にも影響が出てきます。
余裕を持って動くには、少なくとも2時間前に起きるのがお勧めです。
2時間前に起きることで、準備とウォーキングで1時間としても、1時間は残ります。
不登校のお子さんには1時間あれば、食事をして、身支度も整えられるのではないでしょうか。
ただ、元気に学校に行っていた時のお子さんよりも、不登校になっているお子さんのほうが動作が遅いかもしれません。
そこは、お子さんの動くスピードをよく観察して、時間を考えていきましょう。
朝、起きる時間が決まったところで、必要な睡眠時間を逆算して、就寝時間を決めましょう。
もしかすると、就寝時間が思っていたより早くなるかもしれません。
その時は、TV、YouTubeなどのインターネット、ゲームの時間を短くしていきましょう。
就寝時間が早すぎて、眠られないのではないかと思うかもしれませんね。
でも、その心配はしなくても大丈夫です。
セロトニンは睡眠を促す脳内ホルモンのメラトニンの材料になります。
つまり、朝のウォーキングでセロトニンをしっかり出しておけば、夜には睡眠を促すメラトニンもたくさん出ているということになるのです。
不登校のお子さんの親御さんが、不登校のお子さんと一緒にウォーキングをすることで、親子の会話を楽しむ時間にすることもできますよ。
私の体験
先月、なんか調子悪いな、と感じたことがありました。
そこで行ったことがウォーキングの見直し。
1秒で2歩のペースかメトロノーム音に合わせてやったところ、最初はついていくのが大変でした。
そのうち、ペースが保てるようになっていきました。
気が付くと、調子悪いなは消えていました。
不登校の親御さんは、時間がないです、無理ですと言ってウォーキングを取り入れませんか
それとも、工夫をして取り入れますか
どちらが不登校克服につながるのか、考えてみてくださいね。
とりあえず、今から早速歩いてみませんか ^^
このブログが、少しでもお役に立てれば幸いです。
不登校カウンセリングセンターの水野幸子でした。