こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。
私事ですが、今日は、初めて一人で山登りに行ってきました。
といいますのも、世界遺産である、屋久島の縄文杉を見てみたいのです。
ただ、縄文杉を見に行くには、往復22km歩く必要があります😲
そのために、今から、ウォーキングをしたり低い山に登ったりして練習しているのですね。
実は、これ、不登校も同じことが言えます。
親御さんであるあなたから見れば、昔行ってたし、学校に行くなんて当たり前で簡単なこと!と思うかも知れません。
ただ、不登校の子どもにとって、学校に行くことはとてもハードルの高いことです。
それは、認知のゆがみなど心の面でも、体力や早起きなど身体の面でも、行けない問題を抱えているからです。
ですから、不登校の子どもにとってハードルの高い「学校に行くこと」をいきなり親御さんがやらせようとしても、難しいことが多いのですね。
例えを山登りに変えれば、普段、ほとんど運動していない人に、いきなり高くて登るのが大変な山に登れ!と言っているようなものなのです。
それは、悲鳴をあげますよね。
無理だと思って、最初からやらないかもしれません。
なんでそんな無茶ぶりするの!?とも思いますよね。
まずはウォーキングをして、数時間歩ける体力をつけて、そこから低い山に挑戦する。
といったように、段階を踏む必要があることも想像できると思います。
不登校の話に戻ると、不登校の解決のために、最初から学校に行かせようとする親御さんも多いかもしれません。
ただ、それは意外と高いハードルで、その前に学校に行けない問題一つ一つを解決していくことも大切なのです。
例えば、昼夜逆転しているのであれば、毎朝1時間ずつ早く起きてみる。
(昼夜逆転しているのに、いきなり学校に行かせようとしたら、高すぎるハードルでくじけやすくなります)
人間関係が辛い場合、カウンセリングで認知のゆがみを少しずつ解決してみたり、気持ちを伝える練習をしたり、家を安心の場にすることも必要かもいれません。
こんな風に、一つ一つをやっていった先に「学校に行く」があるのですね。
ですから、不登校解決の最初の一歩は、いきなり学校へ行かせるのではなく、原因を把握し、今起きている問題を一つ一つ、スモールステップで解決していくことが大切なのですね。
当不登校カウンセリングセンターでも、まずは心理検査をする→そこからその子に合わせたカウンセリング・親御さんの対応という流れを踏んでいます。
原因も起こっている問題をわからない中で、いきなり、明日から行ってみましょう!とはやりません。
悪化する可能性もあるからです。
ということで、不登校解決の最初の一歩を踏み出すためには、いきなり学校に行かせるのではなく、一つ一つやりやすい問題から取り組んでいくことが大切です。
そのために、心理検査の受検もおすすめです。
ということで、今日は、不登校解決に向けて、最初の一歩を踏み出すには…?というテーマでお話してみました。
ご参考になれば幸いです。
では、心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
不登校解決に向けて、最初の一歩を踏み出すには…?
投稿日: