不登校カウンセリングセンター
真鍋良得です
不登校の子供から「ひまだ、なんにもすることがない」と話しかけられた時、あなたはどのように答えますか。
不登校が長期化し、ゲームばかりやっていることにも飽きてきた子供は「あー、ひまだな」と思い始めることがあります。
「ひまだ」と話しかけられた時、こんな風に答えてはいないでしょうか。
「ひまなんだったら学校行けばいいでしょ!」
「勉強でもしたら?」
「テレビでも見てたらいいじゃないの」
「なんか本でも読んだら?」
親は子供に何か言われたら解決策を提案したくなるものですが、多くの場合子供が求めているのは解決策ではありません。
解決策は子供自信が自分で考えつくものです。
「ひまだ」と言ってる時、ひまだから何かしたいということだけではなく、その言葉には学校に行けない不安や勉強が遅れることへの不安が隠れていることがあります。
子供が「ひまだ、なんにもすることがない」と話しかけてきたときは、「そうか、ひまなんだ、なんにもすることがないんだ」と、まずはその言葉をそのまま受け取ってあげましょう。
そのあとは「なにかしたいことある?」と聞いてみるのもいいし「なんにもすることがないってどんな気持ち?」といった気持ちを聞き出すのもいいでしょう。
そうやって、子供の気持ちに共感しながら話を聞いてあげることで子供の自己肯定感が高まっていきます。
不登校の子供に対する親の大切な役目は問題解決することよりも、気持ちをわかってあげることです。