不登校カウンセリングセンターの
宮田武志です。

不登校になってしまった子に兄弟や姉妹がいた場合
どのようにその子のことを説明するかを悩む親は多いはずです。
そんな時は
「〇〇ちゃんは今、心が疲れているんだよ」
と、まずはこれだけでいいので伝えてください。
難しい説明は要りません。
そして下のように続けてください。
得意なことと苦手なことは人によって違うんだ。
もし、あなたが苦手なことと向き合っていたら疲れちゃうよね。
だとしたら休むことも必要になる。
〇〇ちゃんは今はそういう時なんだよ。
学校を休んでいることを許しているのではなく、人それぞれの違いとそれに合わせた必要性を伝えるのです。
そして、
あなたは毎日学校に行けているよね。それは本当にすごいことだと私は思っているよ。
と伝えながら、学校へ行っているもう一人の我が子のこともしっかりと肯定してください。
このような会話をすることで
「自分はちゃんと見てもらえている」という安心感を与えることができます。
そして、
何かしらの悩みを抱え不登校になってしまった兄弟姉妹への理解と思いやりを自然に育くむこともできます。
あとは学校へ行っている子との二人っきりの時間を意識的に作っていきましょう。
一緒にお買い物に出たり、家でゆっくりお茶を飲んだり、なんとなく会話を10分するだけでも構いません。
特別なことはしなくていいのです。
「あなたのことも、ちゃんと見ているからね」と感じられる時間がその子の気持ちを安定させます。
もしも、
「なんであの子だけ学校行かなくていいの?不公平だよ。」
と言われたときは下のように伝えてみてください。
「不公平じゃないよ。誰にだって頑張りたくても頑張れない時はある。
〇〇ちゃんは今は頑張りたくても体が動かない状態なの。
私(お母さん)はそんな〇〇ちゃんの気持ちも分かる。
でもお母さんはあなたが毎日学校に行ってくれていることを感謝しているよ。
そんなあなたがいてくれるから、お母さんは頑張れるの、ありがとう。」
学校に行けていないことを責める必要はありません。
学校に行けている子と行けていない子を比べる必要もありません。
双方の状態と気持ちをちゃんと受け止めればいいのです。
そして感謝を伝えたり、存在するだけで価値があることを伝えたりすればいいのです。
このような気持ちや言葉を感じた人の脳内でセロトニンとオキシトシンが分泌されます。
セロトニンは心を安定させ、オキシトシンは「つながり」の感覚を生みます。
感謝の気持ちや「ありがとう」の一言が、子供の自己肯定感を育てます。
そして、家族の絆も深めていくことにつながるのです。
一人で二人、三人の子どもの心を守ることは大変です。
完璧になんてできませんし、全員と同じように関われなくていいのです。
ただ親であるあなたがそばに居て関わろとしているだけで前に進んでいきます。
悩みながらも向き合い続けているあなたの姿はすべての子どもたちの心にちゃんと届いているのです。
