心理士のブログ

自己肯定感を育てよう

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学校に行けなくても愛して欲しい

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんを見ていると、今までやれていたこともやれなくなっている、ということがありませんか?

まるで、赤ちゃん返りをしているようと感じている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜ、できたことができなくなるのでしょう。

例えば、スポーツ選手が全治3か月の左足骨折をしたとしましょう。しばらくは入院生活で、骨折した左足はギブスをしています。吊るしているかもしれません。

ギブスをはずし、松葉杖をついて歩くというときに、左足と右足に大きな違いがはっきりと分かります。

それは、筋肉のつき方です。
左足は細くなり、まるで棒のようになっているのです。

左足はなぜ、棒のようになってしまったのでしょうか?

そうです。ずっと動かしていなかったからです。
スポーツ選手の筋肉は、1日で作られたわけではないからです。

毎日トレーニングしているからこそなのですね。

つまり、毎日のトレーニングを行わなければ、筋肉は使われないので育たなくなり、低下していくということなのですね。

この仕組みが、不登校のお子さんがやれることがやれなくなっていくのと同じなのです。

当たり前に学校に行っているときは気づかないのですが、学校に行くということは、知らない間にストレス耐性(耐える力)を付けていることになるのです。

・勉強することに意味があるの?と思いながら決まった時間、ずっとイスに座って授業を受けている

・嫌いな科目なんて受けないで、好きなことをしたいのに、参加している

・嫌いな先生がいて、この先生の授業は受けたくないとは言えない

・掃除は面倒くさいけど、やるものだからやっている

・好きなことをして好きなように1日過ごしたいのに、決められた時間割で動いている

上に書いたことを何も感じずに、当たり前と思って学校に通っていた親御さんも多いはずです。

この、些細な一つ一つ、毎日の積み重ねが、お子さんの年齢に応じたストレス耐性を作り上げてきているのです。

そして、些細な一つ一つの「できた」が自信につながっていくのです。

不登校のお子さんの1日が好きなように過ごせるのであれば、お子さんは耐える必要はありません。

耐える必要がなくなれば、ストレス耐性はどんどん下がっていき、今までできていたこともやるのが面倒になり、やれなくなっていきます。

今までに当たり前にやれていたことをやるのに、膨大なエネルギーを使うことになるのです。

学校に行けないお子さんをみて、心を痛めている親御さんにとっては、やれていたことがやれなくなっているお子さんをみることは、追い打ちをかけるように辛いことですよね。

この子は、本当に自分の子なのだろうか?本当に同じ子なのだろうか?と辛くなっていませんか?

それは、親御さんが知らない間に、お子さんに対して条件を付けているということなのです。

不登校のお子さんがお母さんのお腹の中に宿った時。とても嬉しかったですよね。

元気に生まれてきてくれればいい、と思っていたはずです。

今も、その思いはあるのに、知らない間に、

・勉強ができなければならない

・スポーツができなければならない

・友達がいないといけない

・お手伝いができなければならない

など、多くの条件を付けていませんか?

知らない間に親御さんがつけてしまっている条件を、お子さんは無意識に感じています。

学校に行けないことで、自分はダメな人間だ。と思っているお子さんは多いのです。

自分はダメな人間だと思うことは、自分を否定しることになるので、自己肯定感は下がっていきます。

ここでいう自己肯定感とは、「できない自分でもいい、ここにいていい」という感覚です。

不登校のお子さんが、一番頼りにしているのは、親御さんです。

不登校のお子さんに必要な自己肯定感は、

・学校に行けなくても愛されている

・できたことができなくなっても愛されている

・些細なことを失敗しても愛されている

・怖がりでも愛されている

・不安におびえていても愛されている

・臆病でも愛されている

・暴れても愛されている

どんな自分でも愛されている、必要とされている。という感覚です。

この感覚の自己肯定感があれば、土台が出来ているので、前に向く力が湧いてくるのです。

自己肯定感が低いと、自分はダメだと思っているので、何をやるにも自信が持てません。

自信がなければ、何かにチャレンジする勇気もわきません。
失敗したらという不安にかられて、ますます身体は動かなくなるのです。

動くことができなければ、やっぱりダメだ、となり、自信がもてなくなり、自己肯定感が下がるということになるのですね。

この負のループを断ち切るのは、ただただ、親御さんの愛です。

不登校のお子さんは、寂しさや不安のあまり、親御さんにくっついていくるということがあります。

必要以上に甘えてくる、頼ってくるということがあります。

何か話したくて、そばをウロウロしていることがあります。

それは、親御さんに甘えたい、甘えさせてほしい。どんな自分でも認めて欲しいというサインです。

・どんなあたなでも、愛している

・どんなあなたでも、いいんだよ

・弱さをみせてくれてありがとう

・辛いと教えてくれてありがとう

・あなたがそこにいるだけで嬉しい

この気持ちが、親御さんの中にあれば大丈夫。
そして、言葉でも、愛していると、生まれてきてくれてありがとう、と伝えて言ってください。

不登校のお子さんの心の土台が出来ていきます。

心の土台ができれば、学校に行ってみようかな、という気持ちになれます。

心の土台の自己肯定感がある子は、失敗を恐れずにチャレンジできるようになります。

失敗しても、どんなにボロボロになっても、周りから非難されたとしても、どんな自分でも愛されている、家に帰れば温かさに包まれる、という安心から、前を向いていくことができるのです。

この自己肯定感は、学校に再登校できるだけではなく、大人になって自立していくうえでもとても大切なことです。

不登校のお子さんに一番必要なもの。

それは、安心して居られ場所です。

安心して居られる場所を作れるのは、親御さんだけなんでよ。

親御さん自身が、ご自身に厳しくなっていませんか?ダメ出しばかりしていませんか?自分を責めていませんか?

まずは、親御さん自身で、できたことにOK、いいね、〇と付けていってください。
もし、不登校のお子さんに、こんなこともできないの、と思ってしまった、と思ったのなら、気づけた自分はいいね、〇。としていきましょう。

人は、できていないことに目を向けがちですが、できていることにも目を向けていきましょうね。
できていないことに目が向いても、できてないって気づけたことをよし、いいね、〇、OKとしていきましょうね。

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