心理士のブログ

子どもを変えるより、親が変わる方が早い

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こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。

「子どもに学校へ行ってほしい」
そんな親の願いは、とても自然で当たり前の気持ちです。
けれども、その思いが強ければ強いほど、子どもには重荷となり、逆に学校から離れてしまうことがあるのをご存じでしょうか?

子どもが本当に求めているのは「安心」

不登校の子どもに共通しているのは、「安心感の不足」です。
いじめや明確なトラブルがなくても、人間関係そのものに不安を感じてしまうことがあります。

そんなとき、親が「どうしたら学校に行けるの?」「早く行きなさい」と焦れば焦るほど、子どもは「気持ちを理解してもらえない」と感じてしまいます。

「自分の気持ちは受け止めてもらえない」
そう思うと、子どもはますます安心できなくなり、学校が遠ざかっていくのです。

親の変化が子どもを変える

不登校の解決には、「子どもを変える」ことよりも「親が変わる」ことが近道です。
たとえば、親がこう伝えるとします。

「学校に行っても行かなくてもいい。どんなあなたでも大切に思っているよ」

この言葉は、子どもに大きな安心感を与えます。
「どんな自分でも受け入れられている」と感じたとき、子どもは自然と心をひらき、自分から「学校に行こう」と動き出す力を取り戻していきます。

気持ちを手放すことで、親子が楽になる

「学校に行かせなければ」という気持ちを手放すと、親自身も楽になります。
すると、子どもとの関係に温かさや余裕が生まれ、家庭全体が心地よい雰囲気に変わっていきます。

そして、子どもは「親に守られている」「安心していいんだ」と感じ、結果的に自ら学校へ行くようになるのです。

まとめ

子どもを無理に変えようとしなくても大丈夫。
まずは親が考え方を変え、子どもの気持ちに寄り添うこと。

「あなたはそのままで大丈夫」
そう伝えられる関係をつくることで、子どもは安心し、自分の力で歩み出せるようになります。

不登校の解決は「子どもを変える」ことではなく、親の変化から始まるのです。

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