こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんの親御さんは、不登校のお子さんが何をどう考えているのか、手に取るように分かればいいのにと思ったことはありませんか。
不登校のお子さんの思っていることが分かれば
・何が原因だったのか
・どんな学校生活を送っていたのか
・何を考えていたのか
・どんなことが辛かったのか
・どれだけ何を我慢していたのか
・何が嫌だったのか
など、親御さんの知りたいことを知ることができます。
これらのことが分かれば、今後の対策もでき、お子さんへの声の掛け方も分かります。
親御さんは、今までお子さんを育ててきました。
いつもお子さんのことを見守ってきています。
ですので、親御さん自身が気づいていないだけで、実はお子さんのことをよく知っているのです。
そこで今回は、不登校のお子さんに複雑に考える癖があるか考えてみましょう。
複雑に考えるとは
複雑に考えるとはどういうことか。
例えば、教科書を忘れたとき
・教科書を忘れたことを先生言わなくちゃ。どうやって言えばいいんだろう。
・先生になぜ忘れてきたと聞かれるのかな。
・忘れてくるなんて、ダメな子と思われるかな。
・クラスメートに忘れたことを知られたくないな。
・隣の席の子に一緒に見せてと言うのが嫌だな。
・なんで、教科書を忘れてきてしまったんだろう。
・自分はダメな人間なんだ。
と、自分を責めて追い詰めるような考え方をする癖があると、不登校になりやすいです。
簡単に考えるとは
教科書を忘れた例えだと
・教科書を忘れた。
・先生に話そう。
・隣の席の子に一緒に見せてとお願いしよう。
・次は忘れないようにしよう
と、とても簡単です。
事実を認め、どう対処するかで終わります。
複雑に考えると簡単に考えるの違い
複雑に考える人と簡単に考える人の違いは観念です。
観念とは主観的価値観、思い込みです。
複雑に考える人は、観念が多いです。
・人に好かれなくてはいけない。
・いい子でいなければならない。
・忘れ物をしてはいけない。
このように、観念が多いということは、生きていくうえでの条件が多いことになります。
この条件に自分でできた!合格!クリア!と判断できないと、ずっと自分を責めることになるのです。
人生は簡単
動物としての生き方はとても簡単です。
・食べる
・排泄する
・眠る
・子孫繁栄
人には理性があり、文化があります。
動物本能の簡単さだけでは、生活していくには支障をきたします。
理性のある人の生活に溶け込むには、観念も必要です。
ただ、観念が多いということは、生きていくうえでの条件が多いということになります。
それは、簡単な人生から遠のいていくことになるのです。
条件を減らそう
不登校のお子さんは、複雑に物事を考えていませんか?
不登校のお子さんの親御さん自身も、複雑に考えていませんか。
お子さんに知らない間に条件を出してきていませんか。
親御さん自身、不登校のお子さんを、条件がクリアできていないと責めていませんか。
親御さん自身、お子さんを責める条件、観念は減らしていきましょう。
そうすることが、不登校の克服につながっていきますよ。
どう進めてよいか分からない方は、この不登校カウンセリングセンターのブログにヒントがあります。他のブログも読んでくださいね。
そして、いつでも不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーがあなたに寄り添うことを、覚えておいてくださいね。