心理カウンセラーのブログ

勉強ができなくて学校に行きたくない

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

わが子が不登校、もしくは学校に行きしぶるようになり心配している親御さんは、

お子さんが、勉強についていけなくなって不登校もしくは登校しぶりになってしまうことがあることをご存知ですか?


「勉強ができなければいけない」という思いが強くて、でも、思うように進めることができなくて、

こんな自分じゃだめだ・・・

となってしまっていることがあります。

お子さんは、どうして思うように勉教がすすめられないのでしょうか?

お子さんには、以下のようなことが原因で勉強が思うようにすすめられずに学校に行きづらくなってしまっている可能性があります。


・完璧主義である。つまり、すごくきっちりと課題などをやらなければいけない、気が済まないという強い思い込みを持っている。

・発達障害の学習障害(LD)があり、ある特定のことだけ(文字の読み書きや計算など)が苦手でできないことがある。

・感情のコントロールが苦手で、やりたくないことになかなか手がつけられない。やる気スイッチがなかなか入らない。

・一度にたくさんのことを処理することができないため、どれから手をつけてよいかわからずに、学校の課題を余してしまう。

などです。他にも原因は考えられますし、原因が複数ある場合もあります。

では、どんな対策をすればよいのでしょうか。

まず、完璧じゃなければいけないという思い込みがあると、これから先も生きづらくなることが多々あります。なので、完璧でなくてもいいと思えるようになることが大切です。

発達障害や学習障害がもしかしたらあるかもしれない場合、発達の検査を受けてみることでお子さんの特性を知ることができます。お子さんがどんな傾向を持っているのか、どんなことが得意で、どんなことが苦手なのかを知ることによって、お子さんの特性に合った対応の仕方がわかります。

発達の検査は、精神科などの病院、支援機関やカウンセリングルームで受けることができます。

病院だと、発達障害と診断を受ける可能性もあります。

子どもの得意不得意を知りたかったり、発達障害を克服するためのトレーニングを受けたい場合や、発達障害の診断はいらないといった場合や、発達障害の検査をなかなかしてもらえるところが見つからない、というときには、病院ではない支援機関やカウンセリングルームで受けるとよいでしょう。

当センター(不登校カウンセリングセンター)でK-ABCⅡやWAISを実施しております。

新しい学年がはじまり、がんばろうという気持ちと裏腹に、どうしてかわからない、なかなか学校の勉強になかなかついていけないといった不安を抱えているお子さんの様子が気になる親御さんの参考になれば幸いです。

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