心理カウンセラーのブログ

生活リズムを整える

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

10月に入り、日が短くなってきましたね。

これから寒くなるにつれて、布団から出られなくなってきますね。
2度寝が幸せ~と、思う方もいるのではないでしょうか。

日本列島は長いので、地域によっては違うかもしれませんが、今はまだ、過ごしやすい気候ですよね。

そこで、今のうちに、不登校のお子さんの乱れた生活リズムを整えてみませんか?

不登校のお子さんは、朝、何時に起きていますか?
夜は何時に眠っていますか?

ほとんどの不登校のお子さんは、昼夜逆転の生活をしている場合が多いです。

不登校のお子さんで本格期(葛藤期)にいるお子さんは、朝の登校時間に起きていたくないと思うことが多いです。

なぜなら、みんなが学校に行く時間に、自分は家にいるからです。ここで、葛藤が生まれるのです。苦しくなるのです。

自分が苦しくならないようにするには、登校時間に眠っていること。眠っていれば、みんなが学校に行く声を、聞かなくて済みますよね。

学校に行くことで、運動もするし、頭も使っていました。1日の活動でほどよい疲れがでるので、夜、眠くなり、眠ることができました。

不登校のお子さんは、ずっと家にいることで、夜、眠くなることがありません。

翌日も学校に行くつもりがなければ、早く眠る必要もありません。

家族も、ご近所も眠っている夜は、不登校のお子さんにとっては、自分一人の楽しい時間です。
だれに気兼ねすることもなく、時間を過ごすことが出来るからです。

こうして、不登校のお子さんの昼夜逆転の生活リズムが出来ていきます。

育ち盛りのお子さんの昼夜逆転の生活は、お子さんの成長にもよくありません。

また、学校に行けるようになった時のことも考えても、昼夜逆転の生活はよくありません。

ただ、先にお話しをしたように、不登校のお子さんには、普通の人が活動している昼間は、気まずい時間帯になります。

そこで、どうしても無理な場合には、昼夜逆転を直すことは、一旦置いておきます。

昼夜逆転のままでもよいので、生活リズムを整えて行くようにします。

毎日、同じ時間に起きて、同じ時間に眠る。同じ時間に食事を取る。
という、規則正しい生活リズムを作るのです。

次に、健康面を考えて、日光浴をする時間を決めましょう。

1日10分でも、15分でも、窓際で浴びるからのスタートで大丈夫です。直射日光を浴びましょう。

徐々に、散歩に行けるまでになるといいですね。

次が、勉強です。

せっかく学校に行くことができても、授業について行くことができない、という理由で、再び不登校になってしまうお子さんもいます。

そうならないために、毎日、鉛筆を持つようにしましょう。

不登校のお子さんに合わせて、極端かもしれませんが、5分からスタートしてもいいです。徐々に時間を延ばしていきましょう。

お子さんが少しでも、生活リズムを改善してきたなら、そこは、しっかり褒めてあげてください。

不登校のお子さんは、なんらかの傷を心に追っています。

自己肯定感が低くなっています。

学校にも行けない、ダメな人間なんだ。と自分を責めています。

ですので、生活リズムを整えながら、その目標に向って取り組んでいる姿、できていることを褒めてあげてください。

成功体験を、何度も何度も経験することで、不登校のお子さんは自信を取り戻していきます。

本来のお子さんの力が発揮できるようになっていきます。

生活リズムを整えていくにも、大切なこと。それはスモールステップで目標を決めていくことです。

不登校のお子さんには、成功体験はどんどんしてい欲しいです。

反対に、不登校を解決していくために取り組む事で、失敗体験をしないようにしなければいけません。

せっかくの意欲が、一気になくなってしまいます。

失敗体験する前よりも、学校に通えるようになるのに、時間がかかってしまいます。

急がば回れの気持ちで、焦らないで取り組みましょう。

そして、お子さんの本来の力を、信じてくださいね。

どのように対応したらよいか分からない時は、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが、いつでもあなたに寄り添います。

頼れる場所があるということを、覚えておいてくださいね。


さぁ、空を見上げて、伸びをしてみましょう。

不登校カウンセリングセンター 水野幸子でした。

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