心理カウンセラーのブログ

不登校のお子さんと見え方が違うの当たり前

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気持ちが全然わからない。

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんを支えている親御さんは、不登校のお子さんの気持ちが全然わからない、と焦っていませんか?

寄り添えと言われても、どう寄り添えばいいのかわからない、と思うこともあると思います。

人は、自分が経験していること、体験していることは、ある程度イメージができるのでわかりますが、自分が経験していないこと、体験していないことは、基本的にはわかりません。

今までの経験、本などからの知識、人からの話からイメージすることしかできないのです。

大人になり、子どもの頃は分からなかった親の気持ちがなんとなくわかる、と感じていたとしても、

実際に親になったときのほうが、親の気持ちがやっと理解できた!と思うことが多いはずです。

ですので、不登校のお子さんを支える親御さんが、子どもの頃に不登校を経験していなければ、不登校のお子さんの気持ちをどんなに理解しようとしても理解しきれない場合もあります。

人は、自分の気持ちさえ分からなくなることがあります。
誰もがお互いに100%理解し合えるということは、ほぼほぼありません。

だからこそ、お互いに気持ちを伝えあうのです。

不登校のお子さんと話をするときは、寄り添うことです。
だから、どうやって寄り添うのと思われた親御さんもいますよね。

不登校のお子さんの親御さんが子どもの頃、親に自分の気持ちが伝わらなくてイライラしたことがありませんか?

話をしているのに、親から結論を先に言われて、イライラしたり悲しくなったことはありませんか?

まずは、不登校のお子さんの話を聞くことです。
親御さんの言いたいことは、しばらくは胸の内にしまい、お子さんの言いたいこと、伝えたいことを吐き出させてあげてください。

例えば、不登校のお子さんが、担任の先生が怖くて学校に行きたくないと言っているとしましょう。

担任の先生の悪口をたくさん言うかもしれません。

人の悪口はよくないと親御さんとしては教えたいですよね。

今は、不登校のお子さんの気持ちを吐き出させてあげることが優先なので、悪口を言うのはよくないといと教えることは、別の機会にしましょう。

親御さんからすれば、先生の悪口を言っているように聞こえるかもしれませんが、不登校のお子さんからすれば、自分が感じた先生の事実を言っているので、悪口と思っていないのかもしれないのです。

人には相性があります。好き嫌いの好みも違います。

担任の先生のことを、不登校のお子さんのように怖いと感じている子もいれば、面白から大好きと感じている子もいます。

不登校のお子さんが、面白いと思っていることが、親御さんには面白いとおもえないこともあるでしょう。

親御さんが不登校のお子さんのためにやらせたいと思うことが、不登校のお子さんには苦痛にしか感じないこともあるでしょう。

親子でも、見え方、感じ方は違って当たり前なのです。

不登校のお子さんは、気持ちを分かってもらえないと苦しんでいるということを理解しましょう。

親御さんはどんなに理解したくても100%は分かるのは難しいのだなと知りましょう。
なので、理解できない自分は親失格なんだ、と自分を責める必要はないのですよ。

不登校のお子さんが、すごく親御さんに反発している状況だとしても、一番理解して欲しいと思っているのは、親御さんなのです。

分かって欲しいと思っている不登校のお子さんと、知りたい、理解したいと思っている親御さん。

お互いの気持ちは同じ方向に向いています

親御さんの、不登校のお子さんには学校に行って欲しいな。進学して欲しいな。という気持ちは、ちょっと置いておいて、まずは、お子さんの気持ちを知ることを行いましょう。

お互いに、見え方が違う、感じ方が違う、ということを知り、お互いの見え方や考え方を認めることができれば、不登校のお子さんにイライラすることが少なくなっていきますよ。

学生でいる時間は長いようで短いです。

大人になってからの1年と同じ1年ではありません。

大人になり、自立するための学びや経験をする時です。

早く学校に行けるようになって欲しいという親御さんの気持ちも痛いほどわかります。

だからこそ、焦らないで、お子さんの気持ちを理解すること、親御さんの考え方と違っていても、お子さんの考え方はそういうふうなのだな、と認めていくことを行っていきましょう。

親御さんも、周りの人から認められると嬉しいですよね。

不登校のお子さんも、認められると嬉しいのです。

お互い、違いを認め合えるようになっていきましょう。

不登校のお子さんを支えるのは、親御さん自身を責めたり、仕事に迷惑を掛けたりと、親御さん自身、本当に辛い時もありますよね。

親御さんが倒れてしまうと、不登校のお子さんも自分のせいだと自分を責めることになりかねません。

親御さん自身の時間を1日に5分でも取って、リラックスしてくださいね。

そして、いつでも不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが寄り添うことを覚えておいてください。

窓を開けて、外を眺めて、思いっきり伸びをしましょう。

体の力を抜くこともしてくださいね。

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