こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
12月に入り、めっきり寒くなってきましたね。
寒い日は、温かい部屋にずっと籠っていたいと思います。
ただただ温まっていたいですよね。
寒いから動けない、動きたくない、動かなくちゃいけないんだけどね。という状況になりますよね。
この心理状況は、不登校のお子さんの心理に似ています。
学校に行きたいけど、行きたくない。
学校に行きたいけど、行けない。
学校に行かなくてはならないのは分かっているけど、動けない。身体が固まってしまう。
こういう時は、学校に行かせようとしても逆効果です。
なぜ、行きたくないのかの原因を緩めていく必要があります。
その原因とは、不登校のお子さんが持っている観念(主観的価値観、思い込み)です。
不登校のお子さんには、学校に行きたくないと思う原因があります。
その原因に、不登校のお子さん自身も気づいていない時があります。
なんとなく心が重い。
クラスでの居心地が悪い。
なんだか疲れるな。
そんなことを知らず知らずに感じながら毎日過ごしているときに、何かがきっかけで学校に行けないとなるのです。
そのきっかけは、
たまたま先生に注意されたことかもしれません。
親御さんが、いい加減にしなさいよと言ったことかもしれません。
楽しみにしていたアニメが見れなかったことかもしれません。
食べたかったお菓子が、食べられなかったことかもしれません。
パンパンに空気が入って風船は、些細な刺激で割れます。空気を少し入れただけで割れます。
お子さんの心が、パンパンに張りつめた風船と同じ状態であれば、いつもなら気にしないことが気になって、嫌になってしまうこともあるのです。
イヤだな、辛いな、と思うきっかけが、心の風船がどのくらいパンパンになっているときにやってくるかで、変わってくるのです。
誰でも不登校になりえるのです。
不登校になったきっかけを、原因と思ってしまうのが親心です。
ですが、きっかけはあくまでもきっかけです。
では、少しでも不登校になるきっかけから離れるためにはどうしたらいいでしょうか。
それは、親御さんがお子さんに寄り添うことです。
親御さんが、お子さんに愛しているよ、居てくれるだけでいいんだよ、と伝えていくことです。
親御さんも、誰かに認めて欲しい。安心していられる居場所が欲しいと思ったことがありますよね。
その気持ちは、お子さんにも同じようにあります。
ですので、お子さんに安心感を与えてあげてください。
安心できると、パンパンに張りつめていた心の風船は空気が抜けていきます。
丁度よい空気の量になるようにしていきましょう。
そして、親御さんの心の風船は大丈夫ですか?
パンパンに張りつめているのなら、ホッと一息ついて空気を抜いてください。
1人で苦しまないでください。
家族だけで悩まないでください。
不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーがいつでも寄り添うことを、覚えておいてくださいね。