こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中の親のあなたは、最近子どもが身体症状を訴えることが多いことに、何か変だな?と思っていませんか?
子どもがよく
・頭痛を訴えてくる
・朝、布団から起きられない
・夜、なかなか眠れない
・関節を痛がる
・手足のしびれを訴えてくる
・おなかが気持ちわるいと言っている
・下痢・便秘
・食欲がない
などなど、様々な身体症状を訴えて、風邪かなと病院に連れて行ってみたり、数日学校を休んでいたりしているうちに、1週間くらいして、あれ?なんだかおかしいなと思っていませんか?
その一連の身体症状は不登校の初期によくみられる症状かもしれません。
この不登校の初期の症状はどのくらい続くのかというと、期間はその子どもによります。
3日くらいのこともあれば1~2か月続くこともありますが、一般的には3週間程度と言われています。
病院に行くと、起立性調節障害や不安障害などいろいろ診断されることもありますが、特に体に異常がなければ、心の問題ということがわかります。
土日は元気なのに月曜日になれば頭が痛くなる。でも冬休みなどの長期休みだったら月曜日になっても頭痛くならない。ということになれば、学校がなにかしらのストレスになっていると考えられますね。
初期の段階で風邪かな?と病院に行ってみたり、学校を数日休ませてみたりということを繰り返して、
あれ?なんかおかしいな、と気づいたときには、もう不登校が進行して、不登校の初期の次の本格期に移っているということも。
子どもの体調不良が続いているな、なんだか様子がおかしいな、と気になったときには、
『不登校の初期の可能性がある』
というお話でした。
なお、不登校を解決するには、夫婦での相談、学校の担任の先生との相談、小児科の内科に相談して心の問題ということがわかれば、不登校・発達障害・うつ病を専門とするカウンセラーに相談することをおすすめいたします。
なぜかというと不登校の子どもは発達障害の割合が高く、人口にしめる発達障害の割合の3倍から6倍になります。それに、不登校は学校に不適応になっている状態ですので、悪化していると児童うつになっていることもあるからです。
不登校解決は、早く取り組んだ方が早く解決できます。
一番大切なのは、社会的に自立することです。
厚生労働省『「社会的ひきこもり」に関する相談・援助状況実態調査報告』によれば、ひきこもりの人の不登校経験がある割合は、小学校・中学校いずれかで経験ありが33.5%、小学校・中学校・高校・大学のいずれかで経験ありが61.4%となっているのです。このことからも、不登校がその後のひきこもりの要因の一つとして考えられます。
子どもが将来、社会的に自立するために、
不登校を今解決するのか、先延ばしにするのか。
人生の長いスパンで考えてみて下さいね。