こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの
宮田武志です。

「明日、学校に行くよ」
この言葉が不登校の子供から出てきた瞬間は実は大きな分岐点です。
周囲の対応の仕方でその後の子供の行動が大きく変わります。
待ち望んだ瞬間だからこそ、最も大切にしてほしいと思いますので、しっかりと読んでくださいね。
「学校に行く」というセリフが子供から出てきたときの返し方。
それは
「うん、分かった。そうしてごらん。応援しているよ。」
これだけです。
落ち着いて子供の気持ちを受け止める。
それだけで大丈夫です。
親としては待ち望んだセリフかもしれませんが、本人の前では喜びを前面に出すのではなく冷静に受け止めてあげてください。
嬉しい気持ちは後で子供が離れた時に精一杯感じればよいのです。
誰かと分かち合えばいいのです。
ただし、本人との分かち合いはまだ先のことです。
では、それはなぜなのでしょうか?
答えは、不登校の回復は一気に進むとは限らないからです。
1歩進んで、また進んで、また進んで、2歩下がる。
このようなことも大いにあります。
昨日は行けた、今日も行けた。
でも明日は…分からない。
こういうことだって起こります。
でも確実に前に進んでいるのです。
一歩一歩が次の一歩を動かす準備なのです。
たとえその一歩が後ろに下がる一歩であったとしても、その一歩は次の一歩を動かすための一歩なのです。
進んでもいい、戻ってみてもいい、大切なのは動き続けること。
立ち止まらないことです。
不登校を解決してきた沢山の子供たちは少しずつ自分のペースで歩き出していきます。
中には「今までの立ち止まりは何だったの?」という子供もいたりしますが、それはあくまでも例外でしかありません。
不登校の子供を支える人たちは
決して焦ってはいけません。
子供自身はもっと焦っていることが多いからです。
ですので、子供の前への一歩も、後ろへの一歩も、落ち着いて受け止めてあげてください。
「たとえどんな一歩でも、あなたのことを応援しているよ。」というメッセージを子供に送ってください。
その言葉を受け取った子供の心には安心感が芽生えます。
その安心感が一歩を踏み出す土台になります。
「もし行けなかったらどうしよう…」という心の不安をしずめてくれます。
次の日の朝を迎えることが楽になります。
しかし、「やっぱり行けない」と子供が言ってきたとしても動じないでください。
「想定済みだ」と心の中で呟いて、それも落ち着いて受け止めてください。
周囲の喜びや悲しみが不登校で苦しむ本人にとっては大きすぎる刺激になってしまい、それだけで疲れ果ててしまいます。
落ち着いて、冷静に、「どんなあなたでのオールオッケー」
こんな気持ちが子供に伝わるような対応をしてもらえればと思います。
それが不登校を乗り越えようとする子どもにとって大切な安全基地なのですから。
不登校を解決できるのは本人しかいません。
しかし、その周囲の存在がどれだけでも後押しできるし、逆に閉じ込めてしまうこともあります。
大切なことは不登校という行動に対してきちんと理解することです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
では、また次の機会にお会いしましょう。
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