心理士のブログ

不登校 疲れを残さない

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昨日は元気に遊んでいたのに、なぜ起きれないの?

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんが元気に遊んでいる姿を見ると、親御さんは安心しますよね。

これで、明日も大丈夫。と安心できますよね。

なのに、翌朝は元気がなくて起きることができない。辛そうな顔をしていることはよくあります。

朝、起きれないのはどうしてなの?と思いますよね。
どうして?と思ったときに、親御さん自身はどうなのか、を考えてみていください。

自分が、朝起きれない時はどういうときなんだろう?

・ただただ眠っていたい

・疲れている

・夜更かししていたい

・睡眠時間が足りていない

・睡眠の質が悪い

・昨日、仕事でイヤなことがあった

・今日、仕事に行きたくない

・何にもやりたくない

など、思う浮かびますよね。

不登校のお子さんも、お子さんなりの理由があります。

ただ、そうだよね、つらいよね、眠っていていいよ、ということをずっとしているとどうなるでしょうか?

また、親御さん自身はどうなるか考えてみてください。

・好きなだけ眠っていていいよ。
・好きなだけ休んでいていいよ。

と言われて、実際に好きなだけ休んでいるときに、明日から以前のように仕事してと言われて動けるでしょうか?

・行きたくないな。
・嫌だな。
・仕事モードにすぐにならないな。

と、イヤだという感情が浮かび、できるのかという不安が浮かんできますよね。

不登校のお子さんは、ゆっくり休んでいるうちに、次への一歩を踏み出すことにもすごく勇気が必要な状態になっているのです。

そうか、一歩踏み出すのに勇気がいるのなら、勇気が出るまで待つよと、見守っていると、時間だけが経つのでますます一歩が踏み出させなくなります。

今回は、親御さん自身ならどうなるかを考えてもらいました。

・どんなに疲れていても、朝は起きますよ
・どれだけ長期休んでも、仕事には行けますよ

と、思った親御さんもいらっしゃいますよね。

・どんな状態でも起きられる人と起きられない人
・どれだけ長期休んでも、仕事に行ける人と行けない人

この違いは何だと思いますか?

それは、ストレス(変化)に耐える力が有るか無いかなのです。

ストレス(変化)に耐える力があれば、前日にどれだけ疲れいても、翌朝、疲れが残っていても動くことができます。

つまり、不登校のお子さんが、昨日は元気に遊んでいたのに、今朝は起きられない、耐える力が無いということなのです。

同じように遊んでいても、
・普段からスポーツクラブに通っている子
・外でいっぱい遊んでいる子
・あまり外で遊ばない子
では、疲れ方が違うのは分かりますよね。

基本的な体力が違ってきます。
体力が違うのも、どのように生活しているのかで変わってきますよね。

不登校のお子さんは、体力も精神的にも耐える力が弱くなっているのです。

不登校のお子さんが朝起きれないのは、前日の疲れが残っているから、ということも多いです。

週末や、長期休みの時は、できるだけ前半に予定を入れ、後半は体力を取り戻し、蓄えるようにしていきましょう。

疲れはその日のうちに取るようにしていきましょう。
疲れを残さないことが大切です。

不登校のお子さんが起きられない時は、

・睡眠時間が足りているのか
・お風呂に入って疲れをとったのか
・何か感情を動かす出来事があったのか

など、振り返ってみましょう。

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