心理士のブログ

変化はストレス

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今よりもひどくなったらどうしよう

こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

お子さんが不登校になれば、親御さんは驚きますし、心配になります。

これからどうなるのだろうと心配になります。

親御さんがいくら声をかけても、どんどん状態が悪くなることもあります。

インターネットで調べたことをやってみたけど、ひどくなったような気がする。と思ったこともあるのではないでしょうか。

人は、どんな状態であれ、今の自分の状態を変えることに抵抗を感じます。

今の状態に慣れていれば、なおさら変えることにストレスを感じます。

不登校のお子さんは、今まで学校に頑張って行っていたの、もう無理と休むことを選択しています。

選択した直後は、学校に行くこともつらいけど、休んでいることもつらいのです。

家にいることで、学校で感じていた辛さはなくなります。
ですから、安心できてはいるのですが、本当は学校に行かなくてはいけないのに、と葛藤しているのです。

本当は学校に行かなくては行けないのに、という葛藤は、学校を休んでずっと家にいることで、だんだん消えていきます。

学校に行かなくて家にいることが、当たり前になってくるからです。
身体も、心も慣れていくのです。

親御さんも、経験ありますよね。

子どもの頃であれば、新学期のクラス替え。席替えなど。

小学校から中学校。中学校から高校。高校から就職。進学。と変化を繰り返してきましたよね。

そのたび、緊張したり、不安になったり、期待したり、していましたよね。

そして、新しい状況に馴染めるかなと感じながらも、慣れてきましたよね。

不登校のお子さんは、変化に耐える力(ストレス耐性)が弱くなっています。今の状態に変化が起こることが怖いのです。

ですので、親御さんが、お子さんのためにと行うことに、抵抗を感じやすいのです。

抵抗を感じれば、イヤだなという気持ちが動きます。ストレスを感じます。

ストレスを感じれば、今までよりも態度が悪くなった、しゃべらなくなった、ネガティブな言葉を使うようになった、とういことが起きてきます。

不登校のお子さんが、親御さんの思う良い方向に変化をしつづけてくれれば、とっても安心ですよね。

ですが、変化が起きたときは、変化がストレスとなって辛そうになるときがあります。

変化に慣れるまでは、言葉や態度が荒くなっているときもあります。

人は、2~3週間で変化に慣れていきます。
慣れてこればまた、お子さんは落ち着いていきます。

お子さんに少しづつ、スモールステップで変化を与えていくことで、学校に行く体力、心の力をつけていくのです。

親御さん自身も、お子さんの調子がよくなってきたのに、また悪くなったと不安になります。
親御さんには、お子さんは耐える力をつけているんだと、信頼していていきましょう。

親子といえども、親御さんは親御さんです。お子さんはお子さんです。

お子さんは乗り越える力を持っています。
親御さんは乗り越えていくお子さんを支える力を持っています。

お子さんのペースを大切にしながら、支えていきましょう。

お子さんのペースが、親御さんの思い描くペースと違い過ぎて、イライラしたり落ち込んだり、親御さんの方が疲れてしまうことがあるでしょう。

親御さんがお子さんを愛しているからこそなのですが、お子さんは親御さん自身ではありません。
親御さんの思う通りにしようとするのは、無理なことはお分かりですよね。

お子さんを信頼していきましょう。

親御さんの思う通りに動かないお子さんであっても、お子さんのことが大好き、愛していると思えていれば、お子さんも親御さんに話をしてくれるようになります。

お子さんに対して、こうでなければならない、という条件を知らない間につけていませんか?
もし、条件を付けていると思うのなら、お子さんに付けている条件を外していきましょうね。

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